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2009-12-23

ヒラムシ 染めの ユフィ

ヒラムシを名乗る皆さん、お願いがあります。
死んでいただけないでしょうか?
…じゃあ、アクアリストの方々皆殺しにしてください!!
ヒラムシ虐殺です!!

…というわけでヒラムシはほぼ駆除しました。

flatworm left
生き残りのヒラムシも…あぁ無残。上の方のオオタバの子供はこの水槽で増殖したもの。
Euphyllia spp.
以前の水槽の写真ですが、ユフィ。たしか、初めてサンゴを買ったのもユフィでした。古くからアクアリストに愛されている珊瑚のひとつです。他の珊瑚は浮き沈みが激しいですが、今も綺麗な個体は人気あり、まさに磐石不動の人気を持つ珊瑚です。
Symphyllia  radians
ダイノウサンゴ。ハナガタサンゴに混じり入荷することがある。珍しい…ただそれだけ。
Acanthastrea lordhowensis Green Spot
カクオオトゲキクメイシ。大きいポリプは直径3cm以上。給餌の結果。個体によっては5cm以上になったものもある。BC methodはカクオオトゲキクメイシのポリプ大型化に有効。
Acanthastrea lordhowensis Orange & White
カクオオトゲキクメイシ。このタイプはポリプは大きくならない。

前回の画像のヒラムシが非常に不評だったので今回はヒラムシネタ。
数匹いるだけならかわいいのですが、前回の画像のように増えすぎてしまうのが問題です。
あれが増える前はソコミジンコ食の白いヒラムシが大繁殖して、ことごとくワラワラが駆逐されてしまいました。

ということで、
ヒラムシの人気は非常に悪く、駆除剤も販売されています。
トリートメントにはReviveが有効ですが、水槽内には添加できません。

そこで今回は添加式のデータ紹介です。

アクアリストにお勧めしたいのはAdvanced Aquarist's Online MagazineのAndrew H. Lynfordの記事です。アクアリスト向けにヒラムシについて詳細に書かれています。

ヒラムシの中で、Convolutriloba属、Waminoa属、Heterochaerus属がアメリカのマリンアクアリウムで見かけられるそうです。

多くのアクアリストが悩まされるのが、だにさんが知名度を日本中に広げたConvolutriloba属のC. retrogemma(通称ダニヒラムシ)でしょう。Convolutriloba属は多くの場合共生藻を体内飼育していますので、外見は赤茶から緑です。Convolutriloba 属が嫌われる理由のひとつが、駆除剤で駆除する際に毒を出して珊瑚や魚が死んでしまうことです。これは1997年DelbeekのThe Reef Aquariumに記載されています。この毒(毒種不明)にミドリイシとスパインチークが死んだことが確認されています。いつの日か、この毒が構造分析された日にはDanitoxinと銘々される夢を見ている男が広島の地に約一名…。

POEさんがミドリイシで飼育していたのがWaminoa属です。これはミドリイシに寄生していますが、多くの種でミドリイシを食害しないことが確認されています。ディスクコーラルでも観察されます。Waminoa は自然下のミドリイシを含むイシサンゴやソフトコーラルで確認されており、W. litus と W. brickneri;は学術的に詳しく調べられています。

Convolutriloba 属は4種類います。
C. retrogemma Hendleberg and Åkesson 1988
C. hastifera Winsor 1990
C. longifissura Bartolomaeus and Balzer 1997
C. macropyga Shannon and Achatz 2007

の3種類は水槽で発見されています。C. retrogemma はスウェーデンのある水槽で、C. longifissura はドイツのペットショップで、C. macropyga はアメリカのアクアリウムショップで発見されました。この3種の中でC. hastifera だけが自然下のノウサンゴ属とコカメノコキクメイシ属の根元で確認されています。

だにさんの話でもこの仲間を海中で探すのは難しいことから、天敵の少ない内では眼につく場所にでてくるのだろうと推測します。実際水流を当てると逃げるように移動したり、テグリがいると隠れるヒラムシもいます。

C. macropygaと C. retrogemma はコペポーダ、アルテミアやワムシを食べることが確認されています。C. longifissuraはズークロレラ(クロレラ属の光合成鞭毛虫類)と共生しており、これで光合成しているのでしょう。Waminoa にはサンゴの褐虫藻とは違うクレードの褐虫藻がいることもわかっています。Waminoa sp. と H. australis 毒をださないことがわかっています。Convolutriloba は4種類とも毒を持っています。

Lynfordはこの記事の中で3つの実験とアンケートを行なっています。

A.製品による24時間実験(水槽でのヒラムシ駆除前提)
B.製品によるライブロック20分実験(新規導入サンゴからのヒラムシ除去検疫前提)
C.Salifert のFlatworm Exitの無脊椎への安全性試験
D.44人のアクアリストへのアンケート


を実施しています。

彼が実験に使われたのは3種類の製品。
A.Salifert のFlatworm Exit(フラットワームイグジット)
B.The Coral Gardens のCoral Rx (日本未販売?)
C.Triad DisposablesのPovidone (医薬品)


各製品の使用濃度ですが、

Flatworm Exit 推奨濃度は0.2mL/18.925L (4 drops/5 gallons)ですが、websiteでは 0.05mL/3.785L (1 drop/gallon)に変更されています。
Coral Rxは0.2-0.4mL/3.785Lでしたが、後に、1-2mL/3.785L、4-8mL/3.785Lと変更されています。
Povidoneはメーカーによって異なり
Santiago 0.05mL/3.785L
The Coral Gardens 0.5-1mL/3.785L
AquaCave Inc 2mL/3.785L
が推奨濃度です。

A.製品による24時間実験(水槽でのヒラムシ駆除前提)

Coral Rx (8mL/3.785L)を24時間使用するのが、Convolutriloba spp.、C. macropyga, aをWaminoa sp.を除去するのに効果的です。実験下ではこの3種を24時間で100%殺します。Heterochaerus australisは80%でした。Flatworm Exit は指定よりも1.5倍の濃度で行なうと効果的で、Convolutriloba sppは90%、C. macropygaは76%。Povidoneは2mL/3.785lにてはConvolutrilobids とH. australisには効果なく、Waminoa spは100%だったそうです。

B.製品によるライブロック20分実験(新規導入サンゴとライブロックからのヒラムシ除去検疫前提)


検疫目的ではCoral Rx (8mL/3.785L)はConvolutrilobids除去にはもっとも効果的でした。
Coral RxはConvolutriloba spp. とC. macropygaをライブロックから効果的に86%、92%除去しましたが、Convolutriloba spp.については無添加と差がありませんでした。Povidone(1mL/3.785L) Povidoneは71%のConvolutriloba spp.と52%のC. macropygaをライブロックから落としました。市販の製品無添加でもふることで78%のConvolutriloba spp. と26%のC. macropygaをライブロックから除去したそうです。

C.Salifert のFlatworm Exitの無脊椎への安全性試験

Flatworm Exitは貝、やどかり、イソギンチャクに害はありませんでした。
+貝(Nassarius obsolete)
+やどかり(Pagurus longicarpus)
+イソギンチャク(Aiptasia pallida)
これらの生体をFlatworm Exitに3日間使用します。
1日目は100%の有効濃度、つまり、0.2ml/18.925Lの濃度で。2、3日目は75%の有効濃度で行われています。

D.44人のFlatworm Exit使用者へのアンケート
76%がひらむし除去に効果ありと回答。
69%はヒラムシ除去に2回添加している。
38%のアクアリストがなんらかの生体を殺しています。ミドリイシやショウガサンゴとタバネサンゴ、セバエイソギンチャク、ゴカイなどが死んだと報告しています。

C. macropyga はConvolutriloba spp.よりも薬への耐性が高いようです。 Flatworm ExitはConvolutrilobaが水槽に発生したときに有効です。特に指定量の1.5倍が良いようです。しかしながらWaminoa sp.とH. australis.には効果がないそうです。

Flatworm Exitはすべてのヒラムシに効果があるわけではないので、アクアリストはヒラムシの同定をするのが最初です。ヒラムシがConvolutrilobaでなければFlatworm Exitは使うべきではないです。

Coral Rxを8mL/3.785L濃度で使用するとConvolutrilobaは20分ほど死んでしまいます。Waminoa sp.とH. australisは20分ではまだ生存し、H. australisは4時間後でも動き続けることが確認されています。つまりWaminoa sp.とH. australis に関しては短時間の薬浴は適していないようです。しかしながらConvolutriloba検疫にはCoral Rxは優れていると述べています。

Povidone はC. macropyga,に効果的であるが、C. retrogemmaには効果がなく、20分間の短期の検疫には向かない。
このような短期検疫後は珊瑚をゆらしてヒラムシを落としてから水槽に入れるべきでしょう。

彼はライブロックと珊瑚を水槽に入れる前にCoral Rxで検疫し、水槽内で見つけたヒラムシはサイフォンで吸い出すべきとしています。化学薬品でヒラムシを除去する場合、処理後、に大量の水換えをして、毒素を薄めるべきとしています。

彼はFlatworm Exitを水槽内で使うことは推奨していません。
なぜならば
1.Convolutrilobaにしか効果がないこと。
2.使用者の38%が他の生体を失っていること。
3.ほかの生体を失う可能性があること。

海水の中で珊瑚やライブロックをゆすることでも、26-78%のconvolutrilobidsを除去することができます。

製品の中では日本では入手しにくいものもありますでしょうが、この記事を読んだショップが輸入することを期待するにょろ。


おまけにょろ。

大阪のアクアティラーズにて スタッフ セレクト インドネシア便 オオバナサンゴ。

入手日にフラッシュで撮影
Trachyphyllia geaffroyi with flash

入手日にフラッシュなしで撮影
見た目はこんな感じです。
Trachyphyllia geaffroyi

VSVで低栄養塩維持にて、青球LED下 8ヵ月後、フラッシュなしですが、フラッシュありでも差がありませんでした。
いくつかの色素が消失しています。
Trachyphyllia geaffroyi under Blue LED 8month later
Jun Grassy LeDio21 AquaBlue 21wを消して撮影。
Trachyphyllia geaffroyi under Blue LED 8month later



参考文献)
Delbeek, J.C.; Sprung, J. The Reef Aquarium Vol.1, Two little fishies, Inc., 1994,
Lynford, A.H. Evaluation of Chemical Eradication Methods of Acoels (Acoelomorpha) From Marine Aquaria, Advanced Aquarist's Online Magazine, 4, 2009,
だにさん
POEさん
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2009-12-17

冬のにょろ

ハワイ ヒメウツボ 模様綺麗

冬といえば”にょろ鍋”。
鍋の中でにょろにょろ動くにょろを見ると癒されます。
ネコと違って簡単に鍋に入るし…
食べてはだめにょろ。
見るだけにょろ


ここ数ヶ月レアなウツボの入荷が多かったです。

西アフリカ便で
Muraena helena?他

他にはインド洋からもいろいろと来ていたようです。

資金の関係でスルー。笑。
というか欲しい個体はすぐに出て行ったようです。
うーん。
残念。


2009年12月現在一部のショップではセールも行なわれているのでにょろ飼育を始められるのはどうでしょうか?
今の時期は気温も安定しているので通販も安心です。

B-BOX
ゴールデンテールモレイ・ハイイエロー:Gtmnothorax miliaris。カリブのウツボ。ここまでのイエロー個体は珍。ゴールデンテールモレイのノーマル個体も入荷しています。
ヒメウツボ:Gymnothorax melatremus。 ハワイ便の個体。
サビウツボ:Siderea thyrsoideus。白目が大きいのでかわいい。
シマアラシウツボ:Echidna polyzona。
サンゴウツボ:Gymnothorax buroensis。小さい。
サンゴウツボの仲間?:15cmほど。結構凶暴。笑。

ベッセル
ウツボsp.:さっぱりわからず。形状的にはSiderea属のような。
インディアンモレイ:Gymnothorax favagineus。XLサイズ。模様には個体差が大きいので好みの個体を選ぶべき。
ウツボ:Gymnothorax kidako。 XLサイズ。

Kazika
リボンイール:Rhinomuraena quaesita。青個体。
ピンクイール:アナゴの仲間。砂の中に潜るのであまり観察できませんが、意外に長期飼育可能。リーフタンクに入れるべき。

やどかり屋
リボンイール:Rhinomuraena quaesita。青個体。
シマアラシウツボ:Echidna polyzona。15cmの小さな個体。

追加情報。
リミックス
トラウツボ、ハナビラウツボ、ワカウツボ、ギャラクシーモレイが半額!!
ギャラクシーモレイ:Echidna xanthospilos。珍種。綺麗です。スマトラやジャワに生息。日本初入荷だと思います。英名はスケルターイール、骸骨にょろ。日本ではかっこいい名前に変わっています。
他にもタッセルドウッビーゴングやエポウレットシャークの25cm前後がありえない安値。

B-BOX
インディアンモレイ:Gymnothorax favagineus。
ハナビラウツボ:ハナビラではなく、Gymnothorax eurostusだと思います。もともと個体差が大きい個体なので判断は難しいですが。ハワイ便の個体。
ハワイウツボ:Gymnothorax berndti。中部太平洋に生息。水深60-100mに生息する深場にょろ。
オキノシマウツボ:Echidna属の一種。
モヨウモンガラドオシ:Myrichthys maculosus。リーフタンクに入れておけば、何を食べているかわからないが生きている。餌を飲み込めないので小さい餌をあげること。

追加情報。
Kazika
アミウツボ:Gymnothorax minor。

ちと現在在庫があるかはわかりませんが、エキゾチックアフリカにも珍ウツボが入荷していました。
2009-12-05

Bac 園 祭 宣 言 !


急激に勢力を広げるバクテリオプランクトンシステム…

某ショップが水槽にVodka添加。
某ショップもディスプレイ水槽に味醂添加。

今こそときは来た…

行政特区“バクテリオプランクトンシステム”を設立することを宣言いたします!!

何!?
神聖ナチュラル帝国が!?
バクテリオプランクトンシステムを!?…認める!?



ヒラムシ on オオタバサンゴ

世界に1個体のみの希少な目模様のオオタバサンゴ。
毎日目模様が変わるとこもミソ。

カクオオトゲに目を移植したが、数日で行方不明。目の移植は現在のところオオタバにしかうまくいっていません。
今後、移植法に関しては要検討。

ヒラムシ on オオタバサンゴ
ヒラムシ on オオタバサンゴ



今回はバクテリアの話です。
というか、バクテリオプランクトンシステムでは、主としてバクテリア関連の話がつづきます。
さて、秋といえは学園祭…Bac園祭ということで市販バクテリアについてです。

Biodigest以外にも、PSB、Bicom、B-4、ばくちゃん、B????他と名前さえ忘れてしまったバクテリアを水槽に添加してきました。今回はその中でも一般的なバクテリア製品について公開されている情報を書きます。

バクテリアと一口にいってもいろいろな種類がいます。また、その種類によって働きもことなります。というか働き別に分類される場合が多いです。

アクア製品でも昔から多くのバクテリアが販売されています。
誰もが一度は手を出したことがあるのでしょう。
もちろん、多くの製品はアクアリウムに対する効果効能を記載しています。そしてアクアリストは効果別に適切なバクテリアを選択します。

日本のメーカーはバクテリアにもこだわりをみせ、海水専用のバクテリアがいくつかのメーカーから出されています。
全てを紹介するので大変なので今回は一部の製品について書きます。

SUPER BICOM78
SUPER BICOM21PD


BicomのSITEの出来はとても良いです。アクア系のSITEとは思えないほどの綺麗さです。
画像を多用しているので製品の使用方法がわかりやすい。
また、バクテリアはきちんと活性を測定してから出荷しているそうなのでロット管理ができています。
あたりまえの品質管理ですが、こういうこときちんと説明しているとユーザーの信頼を得られます。

Bicomはその培養方法について複数の特許出願しています。(特許化はしていません。というかあの内容では特許化するのは難しいです。)特許化しているのは飼育システム、BICOM ARKだけです。中に不織布にポリビニルピリジニウムハライド処理をした日本バイリーン社のバイオフレックス、つまり現製品名BICOM Bafiを使用しています。2008年に特許化なので今後大きなビジネスにするのかもしれません。

Bicomは米田哲の創設した会社です。
米田氏は1955年5月生まれの大阪府出身。
沖縄の海でスキューバーダイビングをやり、あまりの海中の美しさに自宅でも水槽を設け海水魚飼育をしましたが、海水魚はすぐに死んでしまう。原因は魚からでるアンモニアということをつきとめると、英文だろうが参考文献を徹底的に研究し、マリンアクアリウムに適したバクテリアの培養方法を見出し、マリンアクアリウムに適応しました。
(注:これはSITEでの経歴説明である内容なので、私に飼育できないのはアンモニアだけの可能性ではつっこまないでください)

このバクテリアを米田氏が1998年に出願しました。
海洋性アンモニア酸化菌と亜硝酸酸化菌の混合菌についての出願特許です。
これは特許化はしておらず、出願のみ。

この後に出願した亜硝酸酸化菌、硫黄酸化菌の培養法の特許からは、菌の培養法はわかります。下水処理場に生息する菌を塩濃度が高い条件で培養、選別します。また炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムを培養時に添加することでpH低下を防ぎ、無機炭素添加も同時に兼ねていることが、この出願特許の特徴です。

アメリカでは硝化菌、脱窒菌の培養についての特許を取っていますが、培養条件には日本の出願特許と同じで溶在酸素濃度は2-4ppm以下、pH7.5-8.5、温度25ー35℃で炭酸ナトリウムと炭酸水素ナトリウムを添加するというものです。日本でも同じ内容の特許を出願していますが、予備審査だけで終え、審査請求はしていません。
…がアメリカでは特許化しているので、何らかの意図があるのでしょう。

これらの特許は培養条件があるのみで、特に特定のバクテリア種を指し示してはいません。
そのため多くのアクアリストが期待する菌の名前はわからないです。

下水処理場由来アンモニア酸化菌、亜硝酸酸化菌、脱窒菌だけが情報となります。

マリンアクアリウムで長らくバクテリア添加剤が信じられなかったのはBicomのように菌種名が書いていないからだったのでしょう。

そこでBicomは陸上養殖業で成果を宣伝に使いました。
Bicomは国内で7件特許出願し、特許化しているものも1つあります。

また培養に関しては最初1件、Bicom設立前のものは特許微生物寄託センターに保管されていますが、後の硫化菌、脱窒菌などはすべて断られています。
ここら辺の理由は不明ですが…断られるのは不思議ですね。
両者の間で規定に関するもめ事でもあったのでしょうか…基本は危険性のあるものや規定違反が無い限り大丈夫なのですが…

それはさておき、
海水魚飼育ができないので、海水魚飼育できるようにバクテリアを培養し、会社を立ち上げたというのはマリンアクアリスト魂をそそります。
しかも特許出願をしているものは少ないので、その姿勢は褒めるべきものと考えます。

B-4マリン

B-4マリンはタイドプールから採集されたバクテリアを培養したものです。B-4は汽水域のバクテリアなので違いがあります。淡水のバクテリアなのに、わざわざ汽水域というという謎は、この分野に詳しい人ならすぐにわかると思います。

B-4マリンはBicomとは異なる考えのろ過バクテリアです。

市販のバクテリアなら全て同じと考えているアクアリストは、今一度バクテリアの目的を考えて欲しいです。B-4マリンはそのバクテリアについてわかりやすい説明をQ&A内で行っています。誤解しているアクアリストも多いのでB-4マリンを使用する際はメーカーのパピエシーのQ&A読んでおくと良いでしょう。

…ちょっと原文は攻撃的なので、やんわりとパピエのQ&Aを要約してそのB-4のメカニズムについて下記に説明します。原文を読みたいイレブンは引用文献にあるパピエのSITE内のQ&Aをお読みください。

B-4マリンは、硝化菌支配の生物ろ過システムではなく、まったく新しい発想でアクアリウムの生物ろ過の実現を考え、少量づつの定期投入で、食物連鎖の輪を形成し、維持していく生物ろ過システムです。

基本的に魚類や無脊椎の生息場所で硝化菌が支配菌になる事は、現実的ではありません。何故なら、アンモニア濃度の濃い、水圏生物には生息しづらい環境下でこそ、その働きができる菌体群です。硝化菌が高密度で働く環境とは、黒く濁った酸素の少ない海面や、産業廃棄物処理場の水溜まりなどが、彼ら硝化菌群の活躍の場なのです。これらの菌は好気条件のアクアリウムでは、それほど高濃度にはなりにくいのです。

むしろ硝化菌が活発な働きをする水槽環境こそ問題なので、ろ過システムの改善、高性能ろ材の投入の方が先決だと考えます。

マリンアクアリウムについて簡単に説明しますと、人工的に作られたタイドプ-ルと考えるべきだと思います。海水がメインタンクとろ過槽の間を循環し、微生物によってアンモニアや亜硝酸を分解している訳です。一般的に市販されている硝化菌は、アンモニアを亜硝酸→強酸物質に変化させるだけのバクテリアですが、B-4はアンモニアを直接窒素に分解して空気中に放出するバクテリアです。


以上パピエシーのQ&Aから抜粋要約です。

この文をみると
 NH4 → N2 となるようです。
これは…
 NH4 + NO2 → N2 + 2H2O

つまり
Anammox菌ですね。

うーん懐かしい。
Anaerobic ammonia oxidation、 Anammox反応です。
もともと汽水条件で発見された反応ですので、それで汽水のバクテリアというわけです。
B-4はAnammox菌と私は推測します。

もし違う仮説をお持ちのアクアリストがいましたら、コメント欄に書き込んでいただけると助かります。
私のしがない知識ではアンモニアを直接窒素に分解するバクテリアを介した反応はこれしか知りませんので。

製品は未開封で5年保証と安心して使用できます。

Bioスコール

ベルテックジャパンのバクテリアです。

…ほとんど情報のないバクテリア。
使用例は書いてあるのですが…

これも海水専用モデルがあります。
バクテリアは0.01μm以下と書かれていますが、確かにこれは通常のバクテリアより小さい。
でもミクロンなんて単位は現在使用されていないので…μm表記にして欲しい…

ZEObacと同じく、きちんと製品の有効期限が決められているというところに好感が持てます。
有効期限は製造日より6ヶ月間で、容器の底に製造日が書いてあるそうなので、必ず有効期限を確認してから買うのが良いでしょう。また使用するときも有効期限内にした方が良いでしょう。

このバクテリアは窒素やリン、脂質を分解するそうです…これだけではよくわかりません。
他にも下記の効果があります。
♪アンモニア・亜硝酸の有害物質を分解
♪悪臭のもとを絶つ
♪水質の安定、生態の活力増進
♪水槽の立ち上がりが早い
♪スラッジが減少

マリンアクア以外の用途は幅広く…
♪航空機内の脱臭、殺菌、防カビ
♪製鉄所内・食品加工会社の工場廃水処理・工場内脱臭
♪漁業、水産各社養殖、工場廃水処理・魚介類の鮮度保持
♪各ホテルの廃水処理、客室・調理場の脱臭・防カビ
♪各銀行のコンピューター冷却水の浄化
♪海水浴場・河川の水質浄化及びヘドロの分解、脱臭
♪全国農業協同組合の有機肥料及び土壌改良・野菜類の鮮度保持
♪自衛隊、警察庁、大手病院、空港等で使用

…余計混乱します。

明確ではなく、なんでもかんでも綺麗にしてくれるという漠然とした印象しかうけません。
とりあえず、アンモニア・亜硝酸を分解するそうです。硝酸が出てこないということは硝化菌の可能性が高いと思います。悪臭はアンモニアのことかもしれません。
スラッジの分解ですが…これはまた後日。

今回のまとめ。

Bicom
ロット品質管理ばっちり、効果保証
硝化菌と脱窒菌
イレブン向けにょろ

B-4マリン
5年間安心品質保証
Anammox菌
ナチュラリスト向けにょろ

Bioスコール
有効期限は製造日より6ヶ月間
新鮮なうちに使いましょう。
バクテリアが小さく、有害なものは分解
夢見る解放戦線向けにょろ

参考文献)
特開平11ー2159382
特開2002ー176970
特開2002ー176972
特願2001ー503616
特許4122278
United Statea Patent 6569334
株式会社バイコム
http://www.bicom.co.jp/index.html
http://www.mydome.jp/venture_support/forecs/f2_22.htm
パピエシー
http://www.papie-c.com/
Bioスコール
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Tetsuo☆キラリ♪

Author:Tetsuo☆キラリ♪
♪♪♪♪♪♪♪♪
マリンアクアリストにょろ。
最近はジョジョにょろ。
スタンド占いはメタリカです。鉄分を遠隔操作できるスタンドです。本体は暗殺団のリーダー、リゾット・ネエロです。反骨精神豊富にょろ。
「ついに…オレ…は…つか…んだ。システムの正体を…」


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“なんもない”と“いないばぁ”は一青窈の唄名ということ以外、一切関係ありません。

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