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2009-02-26

水槽の騎士団

貧栄養塩水槽はステータスだ!!
希少価値だ!!


水槽を崩壊から守るには日々、生体の状態の観察が大切です。
といっても、経験の浅いアクアリストには微妙な変化を感じとるのは難しいことです。
そこで参考になるのは簡単に測定できる水質です。

私も初心者のころは週に2回は測定して記録ノートつけていましたし、初心者は必ず測定すべきと思います。

さて、本題。
ZEOvitシステムでは管理すべき水質について事細かに設定しています。

カルシウム 410 - 430 mg/L
マグネシウム 1250 - 1300 mg/L
KH 6.5 - 7.5
カリウム 380 - 400 mg/L
塩分濃度 33 - 35 ppt


塩分濃度は温度依存なのですが、まぁ1.024-1.026と考えれば良いでしょう。

この項目。実はマニュアルのバージョンによって変化しています。
個人的な見解ですが、より私の理想値に近くなっています。こういう偶然はおもしろいですね。

シライトイソギンチャク xeovit 完了
Xeovit開始後のパープルのシライトイソギンチャク。ほぼ巨大なピンクチップ。同じ系だったのですね。涙。

この水質維持にはカルシウムリアクター、マグネシウムリアクターを推奨しています。添加剤ですと急激な変化になりやすいからとマニュアルでは説明しています。塩素が過剰になるとAcropora suharsonoiなど敏感なサンゴの共肉がはげるそうです。イソギンチャクやLPSは関係ない問題ですが。

リアクターメディア(サンゴ礫など)はRO水に数日濡らし、リン酸を除去してから使えと親切に書いています。このリン酸除去の間は何回か水を交換することと、当たり前のことですが、ここまで細かく書いてある飼育書は少ないですね。

さて、これだけではなかなか、この水質は維持しにくいということで、カルシウム、マグネシウムの特別なメディアが販売されています。このメディアを通常のメディアに混ぜて使用することが推奨されています。もちろん水質により混ぜる量は違いますが、10%前後が一般的なようです。

あとはカルシウムリアクターにはリン酸吸着剤をつけるといいそうです。以前のリン酸吸着剤を使用してはいけないの話と矛盾していますが、問題ないと、私は確認しています。もっとも日本でリン酸吸着剤が装備されているカルシウムリアクターと言えば、

・ETSS
・PRS(オプション)


くらいでしょう。

まぁ後者でリン酸吸着剤がなければ苦笑ではすまないと思うにょろ。

参考文献)
ZEOvit Guide ver.1.02
ZEOvit Guide ver.1.03
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2009-02-23

硝酸を撃て

硝化菌、おまえがいてくれたから
俺は歩き出すことができた。


酢と酒と…

Polyphosphate Accumulating Organismの餌ですが、残念ながらエタノールでは効率が悪いというのが実情のようです。プロピオン酸が最も適しており、酢酸がそのつぎに適しているとされております。近所のスーパーで入手できるという選択性からお酢以外の選択肢は消えるわけです。

理論的にはエタノールではこの反応は起きないと考えると思うアクアリストはいると思いますが、水槽内には多くの代謝物があり、その中に糖類・有機酸も含まれています。これがYuzoさんの言う“水槽は醸されています”ということです。そのためPolyphosphate Accumulating Organismが増える状況をつくれば、あとは他のバクテリオプランクトンが醸した有機酸を利用してポリリン酸を作ります。

しかし、これでは時間がかかります。そこでEricglassbox-design VSV methodVSV methodは略称)ではVodka、砂糖、酢酸(お酢)が使われています。特にどのお酢を使用しても問題ないようですが、最適化のためには今後、研究の余地があるでしょう。

参考までに私はマルカンの米酢を使用しています。まろやかですっぱすぎず、甘みを感じせるところがPolyphosphate Accumulating Organismの好みだと思います。

というか、味醂の方が良いのかな?
糖類も多く含まれているし、アミノ酸も18種、そして有機酸も豊富。
SM method(Sake Mirin or Su Mirin)とでも銘々しようかな。
西アクア界で1,2を競うほど酒に詳しいYuzoさんとだにさんにお聞きするとどうも旧式本味醂がはぜっていてよいらしいです。しかし、スーパーでは新式本味醂しかないですよ。
はぜるとでんぷんが糖になって、蛋白質はアミノ酸になるのでバクテリアとサンゴは喜ぶとYuzoさんは言っていました。
SM methodはD.I.Y.のだにさんに試してもらいたいと思う今日この頃。

さて、VSV methodについて実験ですが。
XEOvit水槽とは別の水槽、硝酸が検出されていた水槽で実施しました。
ろ過そのままで水槽変更の際にVSV methodを導入。
それから数週間。水質測定すると

レッドーシー測定キット使用
硝酸 0 ppm
リン酸 0 ppm


同じ試験液に他の水槽の水を入れたところ濃度が上がったことが確認できましたので、各試薬には問題ないと思えます。

今後の注目点はいつまでこの測定キットでリン酸が 0 ppmを維持できるかということです。本来はもっと良い試薬でいくつまで下げたか見るべきかもしれませんが、LPSの飼育では下げすぎは良くないので、興味範囲外です。私の飼育生体にとっては、レッドシーの0 ppmで十分です。
ニセスズメとグレイテールエンゼルのいる水槽なので毎日餌をあげています。3ヶ月間維持すればよいと言えるでしょう。
というか、3ヶ月試したら、他のシステムを試させてください。お願いします。複数の水槽を維持するのはとても大変なのです…。

さて、これほど良いバクテリオプラクトンシステムですが、各システムともに、適当に真似するなり、部分的に取り入れて失敗しているアクアリストを多く出しています。私自身、Vodka methodでは2つの水槽を壊滅状態に追い込みました。2つ水槽で失敗して、3、4つ目の水槽ではうまくいっています。こっそり真似して成功している者はネットで書かないと思うので、決して失敗者の方が多いというわけではないと考えています。ネットではどうしても賞賛ネタよりも批判ネタの方が注目されますし、書き込みが多いです。

VSV methodについて、開発者のEricが“経験豊富なアクアリスト以外勧めない”と言っています。実施する人は注意するにょろ。

作注)
glassbox-design VSV method
上級者以外は行うべきではない方法。私もまだ始めたばかりなので、なんとも言えませんが、硝酸もリン酸も低く抑えることができます。現在処方も独自改良中。2009年冬詳細開示予定。質問は一切受け付けません。理論上Vodkaよりも効率的。実際、類似の方法で行った過去の結果から、酢酸によるリン酸濃度低下の結果は短期で確認できます。(別の目的で行なった実験のため非公開データ)

SM method
VSV methodの日本文化アレンジ版。放浪の荒鷲だに卿がやってくれると期待しています…。

D.I.Y.

正式名称は“自作アクアリストユニバース”。ナチュラル皇帝から“物真似し、コストパーフォマンスを追及した為に性能の劣る欠陥器具に堕している”と批判されている民主主義国家。中華還元連邦と同じく、神聖ナチュラル帝国と対立する二強国の一つで、自作大国アメリカに領土を持つ。中国・四国租界で神聖ナチュラル帝国と激戦を繰り広げている。

参考文献)
東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻 佐藤弘泰准教授の”生物学的リン除去プロセスについて”
http://www.mw.k.u-tokyo.ac.jp/hp/satoh/EBPR.shtml
glassbox-design.com
http://glassbox-design.com/2008/achieved-through-observation-and-experimentation/
Eric Michael
Yuzo
だにさん
2009-02-16

ヒメウツボ ハワイ タイプA

ヒメウツボA 
学名: Gymnothorax melatremus Schultz, 1953
和名: ヒメウツボ
英名: Dwarf moray
画像個体全長:22cm
インド洋・太平洋に広く分布。
群馬県のVESSELから入手


ヒメウツボA
ヒメウツボA

にょろも機関の工作員としては日々にょろ広報をしなければならないTetsuoにょろ。

特徴はやや青みがかった目。ラインが走るため、独特のネコメになる。
地域変異が多く、八丈島では茶色で斑模様。沖縄では黄色の個体が多い。
ハワイからは、八丈島のようなタイプとこのようなクリーム色のタイプが来る。

またハワイ産の個体は通常の個体よりも骨の数が多いのが特徴。
が、外見からはその違いがわからず。
まさに能書き好きな私にはぴったりの魚。
つうか別種だろ!!!
ネコメ=ヒメウツボという分類はやめて欲しい。
インド洋のヒメウツボは大きくなるそうなので是非入手してみたい。

インドネシアからの入荷もあるので、安価に入手したいアクアリストはインドネシア便で購入した方が良い。

性格は、にょろの中でも神経質。
餌付けはにょろの中ではやや難しい。目がほとんど見えてないので口元まで餌をもっていかないとまず食べない。よって活餌をそのまま水槽に入れても食べない場合が多い。場合によっては口の前にもっていっても口にしない。個体によってはクリルに餌付かず、生ものしか食べない場合もある。
人影をみると警戒して首を横に振る。
その仕草は”いやだにょろ”という感じ。

基本的には丈夫な種ですが、にょろらしく、水槽からの飛び出し事故で死ぬ場合が多い。
画像個体も日干し死。

実は、小型種で、成長しても30cm。なお画像個体は22cmと大型の個体。
小型水槽やリーフタンクでも飼育可能な上、目がかわいいということもあり、にょろマニアの間では人気種(かな?)。

水中撮影が難しい種なだけに、身近で観察できるのはアクアリストの特権です。

ネコメのにょろという特徴があり、他のにょろとの識別は簡単。
小さな水槽しかもてないアクアリストにはお勧めのにょろ。

ペアの場合は大きい方が雄、小さい方が雌の可能性が高い。

なお、B-BOXにヒメウツボについて書いたブログがあるにょろ。
http://boxaqua.exblog.jp/10886471/
2009-02-11

奪われたリン酸

あの日から、俺はずっと嘘を付いていた。
リン酸は吸着法以外で除去できないって嘘を…。
触媒反応も嘘、沈殿も嘘…嘘ばっかりだ。
まったく変わらないリン酸値に飽き飽きして、でも嘘で絶望を諦めることもできなくて…。
だけど手に入れたリン酸除去法を教えたくなかった…だから…にょろ…にょろーん。



シライトイソギンチャク xeovit 開始前
Xeovit開始前のパープルのシライトイソギンチャク(デリケートではなく本物のシライトイソギンチャク)

多くのアクアリストが疑問に思っているのがリン酸の除去方法です。
バクテリオプランクトンがリン酸を取り除くわけがないと思う人もいるかと思いますが、海水水槽でも取り除けることは多くのアクアリストが実証しています。The Reef Aquarim vol.3 に測定データ記載されています。また、フィトプランクトンがリン酸除去されいる旨は書かれています。で、これだけでは、納得しないアクアリストもいると思います。そこで今回はリン酸を蓄積するバクテリオプランクトンの話を書きます。
 
ある種のバクテリオプランクトンは、酸素ではなく、リン酸をエネルギーとしています。リン酸をまずは蓄えます。その方法として、リン酸同士をつなげた長い分子にし、それがバクテリオプランクトンの細胞内に蓄積されるのです。こうなるとより、バクテリオプランクトンはより粘性のあるものとなり、プロテインスキマーで除去できるようになります。

このリン酸同士をくっつけるのが、バクテリオプランクトンのひとつのなのです。このリン酸のつながった長い分子を“ポリリン酸”と呼びます。

そしてポリリン酸を蓄積する生物のことを“Polyphosphate Accumulating Organism”と呼びます。このような生物は嫌気条件下ではポリリン酸をエネルギーとして消費し、好気条件ではリン酸を吸収してエネルギーであるポリリン酸を作ります。

ポリリン酸の構造式ですが、リン3つにつき、1つのカリウム、1のマグネシウム、そして9つの酸素というものです。

-(PO3-PO3-PO3)n-
 |   |  /
  K   Mg


おやっ?つまり、リン酸をみっつ処理するのに、海水中のカリウムとマグネシウムが減るのです。
カリウムとマグネシウムの低下。
これこそバクテリオプランクトンの正しい水質なのです。

カリウム低下がZeoliteのせいだと思ったあなた・・
残念でした!あなた騙されちゃったの!!


…と言っても以上の情報は淡水なので、海水では菌種が違い、ポリリン酸の蓄積量も、ポリリン酸の結合イオンの種類も違うにょろ。

参考文献)
Delbeek, J.C.; Sprung, J. The Reef Aquarium Vol.3, Two little fishies, Inc., 2005
東京大学大学院新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻 佐藤弘泰准教授の”生物学的リン除去プロセスについて”
http://www.mw.k.u-tokyo.ac.jp/hp/satoh/EBPR.shtml
2009-02-07

ソフトコーラルとイソギンチャク

アクアリストは平等ではない…アクアリストに必要なのは忍耐だぁぁ!!
耐えるのだ!
魚を入れるのはまだ早い。
飼育方法を調べ、店員に状態を聞け!
そして悩め!
その果てには、売約の札がある!

オール ハイル ナーチュラル システーム!!


ZEOvitではソフトコーラルはポリプを延ばすと聞きましたが、SPSのように色がパステルになるとは聞いていません。

イソギンチャクは淡い黄色になりました。
そこで次はソフトコーラルをターゲットにしました。

一部のソフトコーラルは水槽下では褐色が濃くなります。そこで、褐色化したソフトコーラルを入手し、元の明るい色に戻るかためしてみました。
入手したのは、チヂミウミアザミ。ショップ入荷時には黄色でした。
さて、
xeovitではより濃くなり黒茶になりました…。

チヂミウミアザミ
チヂミウミアザミ。刺さっているのはクマノミの一種…。何故イソギンチャクでなく、ウミアザミを選ぶの?

ということで、よりイソギンチャクに近い物を次に選択しました。
ディスクコーラル(イソギンチャクモドキ)はほとんど透明なものと茶色のもの、2種類のヘアリーディスクを入手…共に変化なし。

キッカイソギンチャク最終形態
左側のヘアリーディスク。個体数が増え、色が濃くなりました。

この3種ですが、透明なヘアリーディスクコーラル以外は増殖して、増えました。

Zeoliteの力。どうも万能とはいかないようです。
2009-02-03

その名はバクテリオプランクトンシステム

イレブンよ!ナチュラリストよ!偉大なアクアリストになれ!
偉大なるアクアリストに必要なのは、知識、知恵、体力ではない…
3つのだ!!

無理な水槽計画…
無茶な混泳…
そして、無駄な器具の購入だ!!

90cm水槽を電車の中、一人で運ぶ…
家に入れることが出来ない巨大な水槽を注文する…
クラリオンAのいる水槽にかよわいチリメンヤッコを入れる…
マルチカラーAの水槽にフレームAを後から入れる…
シェロを持っているのに、スーパークールを買う…
HSAスキマーを持っているのに、バレットを買う…

全てが偉大なアクアリストになるために必要なことだ!!

3つのこそ、我が求める道!!


キッカイソギンチャク入手時
Zeolite投入開始前;キッカイソギンチャクとシライトイソギンチャク


SPS飼育において、ZEOvitを筆頭に、国外ではバクテリオプランクトンシステムという名のシステムが勢力を誇っています。

このシステム体系をわかり易く説明しているのが、Eric Michaelです。また、このシステムの名称もEricから私は聞きました。

ZEOvitもVodkaも、Prodibio、そしてVSVなども、基本的にはこのシステムを基礎としてそれぞれアレンジしているものです。というか、別々の飼育方法だったが、根本となるところが同じだったことにEricが気付いたという印象を受けました。

バクテリオプランクトン…日本語で言うと細菌のことですが、なんか悪いイメージを与えそうなので、
あえて言おう。バクテリオプランクトンであると…。

簡単にまとめると、水素供与体を水槽に添加することにより、ある種のバクテリオプランクトンを増殖させ、硝酸とリン酸を消費させ、その増えすぎたバクテリオプランクトンをプロテインスキマーで取り除くのです。

バクテリオプランクトンは水槽内では偏りがちになります。特に長期維持している水槽ではそうなり易いです。そこで市販のバクテリオプランクトンを水槽に添加します。当初は水槽になんらかの変化があるかもしれません。しかし、時間の経過と共に効果は薄れていきます。同じことを繰り返すと、そのうちバクテリオプランクトン添加効果もなくなります。これはバクテリオプランクトンの餌がなくなってしまったからなのです。そのため、このシステムでは餌、水素供与体の添加しバクテリオプランクトンの維持をします。

バクテリオプランクトンを取り除くにはパワースキマーが必要となります。スキマーのパワーがあればあるほど、バクテリオプランクトンを水槽から取り除けます。言い換えると、バクテリオプランクトンに含まれる硝酸とリン酸を水槽から除去し、貧栄養塩環境をもたらすのです。

しかしバクテリオプランクトンもスキマーに取られすぎると水槽内で枯渇してしまいます。そう、バクテリオプランクトンも定期的な添加が必要となります。

バクテリオプランクトン + 水素供与体 + ハイパワースキマー


これが成功の方程式にょろ。

参考文献)
Eric Michael
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Tetsuo☆キラリ♪

Author:Tetsuo☆キラリ♪
♪♪♪♪♪♪♪♪
マリンアクアリストにょろ。
最近はジョジョにょろ。
スタンド占いはメタリカです。鉄分を遠隔操作できるスタンドです。本体は暗殺団のリーダー、リゾット・ネエロです。反骨精神豊富にょろ。
「ついに…オレ…は…つか…んだ。システムの正体を…」


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“なんもない”と“いないばぁ”は一青窈の唄名ということ以外、一切関係ありません。

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